最近はオープンカラーシャツが流行っていたこともあり、ボックス型のシャツも見られるようになりましたが、基本的なシャツの裾はラウンドしています。
今回の記事では「なぜシャツの裾がラウンドしているのか」を解説していきます。
シャツの裾がラウンドしている理由
シャツの裾がラウンドしている理由、それは
下着として使われていたから です。
シャツのルーツ
シャツの原型になるアイテムが生まれたのは17世紀のヨーロッパと言われています。
当時は、現代人が身につけているパンツ(トランクスやブリーフ)がなかったため、シャツの裾の部分をボタンで留めて、下着として使っていたのだとか。
現代のシャツの裾がラウンドしているのは、当時のシャツの形の名残というわけですね。
現代ヨーロッパのシャツ文化
日本やアメリカではシャツの下に下着を着るのが一般的ですが、現代でもヨーロッパの一部ではシャツ=下着という考えが残っています。
例えばイタリア人を想像すると、シャツの下にインナーを着ておらず、胸元が空いている男性をイメージするのではないでしょうか。
シャツは下着で、ジャケットの下に着るものという価値観が強い地域も一定あります。
この辺は自分のスタイリングで使い分けるとよさそうです。