パンツの腰まわりにゆとりを持たせるために作られるタック(プリーツ)ですが、内側に向いているものと外側に向いているものがあるのをご存じでしょうか。
どちらが正式?
インタックとアウトタックですが、正式名称は
- インタック→フォワードプリーツ
- アウトタック→リバースプリーツ
という名前です。
アウトタックに"リバース"という呼び方がついていることからもわかりますが、タックにおいて正式なのはインタックです。
インタックとアウトタックの起源
それぞれの起源は
- インタック→イギリス・フランス
- アウトタック→イタリア
と言われています。
アウトタックはイギリスを影響を受けたイタリアが、逆向きにタックを入れたことで生まれたのだとか。だから「リバースプリーツ」なんですね。
シルエットの違い
インプリーツ
- 折り目が内側向かっているため、アウトプリーツと比べて腰回りのゆとりが抑えられる
- 比較的ストレートシルエットになりやすい
アウトプリーツ
- 折り目が外に向いているため、腰回りにボリュームが出る
また、インプリーツはアウトプリーツと比べて生地が多く必要になり、技術も高度になると言われています。
コラム
「折り目正しい」という言葉がありますが、この言葉の由来はスラックスのセンタープレスであると言われています。