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一投目の湯量で酸味を調整する【ハンドドリップコーヒー】

コーヒーの一投目、皆さんは何グラムのお湯を注ぎますか?

実は、コーヒーの味の大部分は一投目に大きく影響されると言われています。

 

結論、一投目の湯量が少なければ酸味は弱くなり、多ければ酸味は強くなります。

粕谷さんの4:6メソッドでも、最初の2投(4割)で味を決めると言われています。

 

ではなぜ最初の一投目が大切なのでしょうか。

その理由にはコーヒーの味の出方が関係しています。

 

コーヒーの成分は、抽出時間に伴い【酸味→甘さ→苦味】の順に出ます。

序盤は酸味にかかわるため、一投目の湯量は酸味を決める大きなファクターとなっています。

 

一投目に多めのお湯を使うと、その分、そのあとの甘さを引き出すフェーズに使える湯量が少なくなります。

そのため、一投目に湯量を多く使ってしまうと、甘さが乏しくなり酸味が際立つ、というわけですね。

 

逆に一投目の湯量を少なくすると、甘さを引き出すフェーズに多くの湯量を使うことができるので、酸は比較的弱く、甘さを感じやすい味になります。

 

ということは、コーヒーの抽出効率に関しての最適解がわかります。

それは「一投目の湯量を多すぎず少なすぎず、必要十分な量にとどめる」ことです。

 

一投目が多ければ甘さが引き出しきれず、少なすぎれば酸が引き出しきれないという事になります。

 

なので、十分に酸と甘味を引き出し、成分の豊かなコーヒーを作るのには一投目の湯量を必要十分にすればよいという事ですね。

 

(※ここはあくまで抽出効率の話であって美味しいかどうかや好みの味になるかは別問題です)

 

もちろんコーヒーの味の特徴や、その時飲みたいコーヒーはそれぞれなので、酸を伸ばしたいときは一投目を多めに、甘さを引き出したいときは一投目を少なめに入れればよい、という使い分けをするのがベストだと思います。

 

参考

youtu.be